検診・ワクチン接種について
検診について
お近くの検診センターや産婦人科を受診してください。
1. まずは問診
最後の生理がはじまった日、腹痛や月経の異常がないかなどを聞かれます。
2. 内診台に座ります
台が上昇して診察です。カーテンがついていることが多いですが、逆に心配であれば、カーテンをあけておくこともできます。
3. 細胞を採取
クスコ(腟鏡)を使って、腟を広げて、ブラシやヘラを使って、子宮の入り口から細胞をこすりとります。痛みはほとんどありません。
4. 細胞の検査
とった細胞は顕微鏡で検査をして異常がないかチェックします。
結果は2週間ほどでわかります。
- 無料クーポン、補助金などをご活用ください。
- 自治体によっては、無料クーポンが送られてきます。
無料でない場合も、2年に1度補助があって、数百円~2千円程度で検診が受けられる自治体が多くなっております。
20歳から2年ごとの検診がすすめられています。
詳しくはお住いの自治体にご確認ください。
ワクチンについて
ワクチンを接種していても子宮がん検診は必要
ワクチンが予防するのは、発がん性HPVの約70%のみです。
(最近の日本での子宮頸がんに関わるHPVのタイプの正確な分布は不明です。)
ワクチンだけでは子宮頸がんを100%予防することはできません。
ワクチンを接種したことで、子宮頸がんになる確率は下がります。しかし、なられた場合には検診でがんになる前に(前がん病変で)見つけることができず、子宮を全摘しなければならない可能性が高まります。ワクチンを接種していても定期的に検診を受けることが大切です。