OCEAN STUDY の研究概要

大阪府下の産婦人科・内科・小児科(一部)施設等と協力しHPVワクチンの効果を確かめる研究

現在、120カ国以上の国で子宮頸がん予防ワクチンが使用されています。ワクチンは子宮頸がんの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)16型と18型の感染を予防します。

国や地域によってHPVの分布は異なると言われていますが、現在の日本での若い女性での感染状況は詳しくは分かっていません。
また、ワクチンがどのくらい長い間、HPVの感染が予防できるのか現時点では分かっていません。

私たちは、大阪府下の産婦人科・内科・小児科(一部)施設等と協力し、これらを検討する研究 OCEAN STUDY を行っています。

OCEAN STUDY事務局
大阪大学大学院医学系研究科産科学婦人科学教室

OCEAN STUDY での研究の流れ

ワクチン接種登録者

ワクチンを接種していない方

20歳、25歳時の子宮がん検診を受診される際に、HPVに感染しているかどうかを無料で検査します。

日本でどのような型のHPVの感染が見られるのか、またワクチンが実際HPVの感染や子宮頸がん・その前がん病変を予防できているのか、を調べます。

2022年4月末までにワクチン接種した方 4,944人、ワクチン接種していない方(検診のみの方) 2,055人にご登録いただいています。

※ 12~16歳の方のワクチン接種時登録は、2015年3月末をもって終了しています。